卒業生からの筆跡(森繁久彌氏)寄贈
平成29年11月13日(月)、本校校長室において森繁久彌氏筆跡贈呈並びに感謝状贈呈式が、執り行われた。寄贈を受けた筆跡(逍遥歌)は、昭和の芸能界を代表する国民的俳優の森繁久彌氏(故人)により書かれたものである。これは、次男である森繁建(たつる)氏と船舶を通じて親交の深かった、本校同窓会第8代会長である西井勝昭氏(故人)が、平成7年7月30日に開催された皇學館高等学校同窓会創立30周年記念講演会への出演を、久彌氏に依頼し、氏が本校を訪れた際に勝昭氏に贈られたものである。その後、勝昭氏は平成19年9月30日に逝去され、筆跡も人の目に触れることはなかったが、ご遺族(実弟)の西井幸男氏(本校13期卒業生)が、遺品整理の折に見つけ、「この筆跡は名が記されている皇學館での所蔵が望ましい」と幸男氏の同級生である岩﨑眞理教諭を通じて寄贈の意を示され、贈呈式を執り行う運びとなった。この貴重な筆跡の寄贈に対し、上村桂一校長から感謝状の贈呈が行われた。贈呈式後、幸男氏は筆跡を眺めながら校長に講演会当時の様子を懐かしげに話されていた。